三島神社 年中主要祭典

●色字は大祭です

元旦祭(がんたんさい)【歳旦祭(さいたんさい)】
1月1日 午前11時
年の初めに国の繁栄とこの国に住む皆様の家内安全、ご一家の繁栄をお祈りするお祭です。年中行事の中で、大祭に次ぐ重要な祭で、歳神(としがみ)をお迎えしてお祀りします。歳神は、新年の穀物の稔りを約束してくださる神様であり、私たちに生命を与えてくださる神様です。

節分祭(せつぶんさい)【追儺祭(ついなさい)】
2月3日 午後3時
立春の前日、節分の日に、「追儺(ついな)」あるいは「鬼儺(おにやらい)」と呼ばれる、厄除けの儀式が執り行われます。赤鬼、青鬼に扮した町内の方々が、太鼓の音とともに神社の拝殿に現れると、「鬼は外 福は内」の唱え言をしながら鬼打豆(炒った大豆)をまき、鬼を払います。

祈年祭(きねんさい)
2月28日 午後7時
「トシゴイノマツリ」とも訓みます。五穀豊穣と国の繁栄を祈願する大祭で、十一月の新嘗祭と対をなします。この日は神社の本殿が開扉され、多くのご加護をいただける神事です。

火除稲荷祭(ひよけいなりさい)
3月6日 午後3時
摂社(一神社内で本社に付属する小社のこと)である火除稲荷社の大祭で、火難除け、防災、安全、商売繁盛を御祈願します。神前に供えられたお菓子(神様が召しあがったお菓子)を、お参りされたお子様にお分けしますので、お子様にも神様のお力とご加護を感じていただくことができる神事です。

例大祭(れいたいさい)
6月15日に近い土曜、日曜 土曜午前11時 祭典 令和3年は、12日・13日予定 
正式には大祭式例祭(たいさいしきれいさい)といい、神社で最も重要な祭です。氏子崇敬者、またこの国に住む皆様の健康、子孫繁栄、産業発展、平和を祈る大祭で、神職の「オー オー」と言う、警蹕(けいひつ)二声(にせい)の掛け声により、普段閉まっている本殿の扉が開かれます。
年一回、御祭神や神社に特別の由緒のある日に行われ、みだりに日にちを変更することができないとされていますが、現在では六月十四日、十五日に近い土曜日、日曜日に執り行われています。金曜日の宵宮(よみや)に神様の御霊を「御神酒所」に移し、お神輿にお乗りになった神様から町の安全と繁栄、そこに住む皆様の幸せとご加護をいただくためのお祭です。
三島神社の例大祭では、特例として、氏子による献幣使(けんぺいし)神事があります。氏子の代表者が白い装束に身を包み、神様への献上物である幣帛(へいはく)を唐櫃(からひつ)に入れ、行列を作って町を練り歩きます。そして、神社の神様に幣帛を供え、宮司および他の神社から例大祭のため御奉仕にいらした神職の皆様と共に祭典に御奉仕し、神様への感謝とお祝いの詞として、寿詞(よごと)を奏上(そうじょう)します。
連合渡御では、神社の前の金杉通りに町会のお神輿がすべて集まり、一斉に担ぎあげ、氏子崇敬者の結束を固めて、神恩感謝を心に誓います。

大祓式(おおはらえしき)
6月30日 午後7時
六月の大祓は夏越(なごし)の祓ともいわれています。日頃知らず知らずに犯してしまった罪穢(つみけがれ)を祓い清めて、人本来の神様のような清らかな心に帰り、幸福を招来する厄除招福の行事です。
三島神社では、紙でできた人の形をした人形(ひとがた)を氏子崇敬者の皆様にお配りし、その人形にご自分のお名前、生年月日、年齢を記入、身体の各所を撫で、息を三回吹きかけて罪穢をうつしていただきます。罪穢をうつした人形は神社の祭壇に供えられ、宮司による大祓詞(おおはらえことば)の奏上と、白い紙を四角に裁断した切麻(きりぬさ)により祓い清められます。

大祓形代流(おおはらえかたしろながし) 【人形流(ひとがたながし)】
7月10日 午後7時
大祓式の際に配られる、形代(人形)という自分の身代わりとした人形に、心身の穢れを吹きつけて海川に流す開運招福の神事です。
三島神社では、境内に笹竹を四本立て、その中で人形を燃やし灰にして、その灰を川に流します。形代(人形)は神社でお配りしています。

秋祭(あきまつり)
9月15日 午後7時
本来この日は、例大祭の日とされ『改撰江戸志』には、「祭事、五月十九日、九月十五日」と記されていますが、今日では忌月(正月、五月、九月)の祭として、その望(もち)の日(陰暦の十五日)に小祭として執行されています。秋の収穫を神様に感謝し、天下泰平を祈るお祭です。

七五三宮参り
11月15日(現在は11月の行事)
徳川時代に、武士の間で流行り、一般的となった行事で、三歳、五歳、七歳の各歳の十一月十五日に、晴れ着をまとって神社にお参りし、成長への感謝と今後のご加護を神様にお祈りする、お子様の厄除神事です。

新嘗祭(しんじょうさい)
11月28日 午後7時
「ニイナメサイ」とも訓みます。新穀を神様に供え、一年の五穀豊穣に感謝し、神様とともに新米新酒をいただいて寿(ことほ)ぐ大祭です。二月の祈年祭と対をなし、本殿の御扉が開かれ、たくさんのご加護をいただくことができます。寿ぐとは、喜びや祝いの言葉を述べることです。

大祓式(おおはらえしき)
12月31日 午後7時
十二月の大祓は師走(しわす)の大祓、年越の祓ともいわれています。六月の大祓式とともに、神社の行事として最も古い行事で、私たち人間が知らず知らずに犯してしまった罪穢を祓い清めて、身も心も清々しく新たな気持ちになるための厄除招福の神事です。奏上される大祓詞(おおはらえことば)は祝詞の名文です。